病から賜るもの



かつみさゆりがさゆりの闘病生活についての話をTVでしていて
結構イイ話をしていたので思わず見入ってしまった。

以前入院してたんだよね、さゆりって。

子宮筋腫の結構ヒドイやつだったみたいで
当初、子宮を全摘出した方がいいと言われて
まだ子供も産んでないし相当落ち込んだみたい。

でもその時かつみが
「たとえ子供が間におらんでも
 俺らなりの大事な人生は送れるし
 さゆりが子供みたいなもんやから、二人でやっていこう」

…みたいな事を言ってくれてとても嬉しかったとか。


そしてそんな時誰かから言われた
「吾れ唯足るを知る」という言葉に深く感銘したんだって。

《吾れ唯足るを知る》−分相応に満足することを知る。

無いものを探し求めるのではなく、
今与えられているものに感謝して、大切に生きていけば、
自ずと望んだ未来が開けていくといった思想。


これは私自身も体調を崩した時に実感したわ。
最初は「なんで私がこんな目に?」
ってもがくんだけど、まぁもがいても仕方無いのに気づくのね。

で、流れに身をまかすんです。

今の自分に出来るペースでいこうと。
そしたら自然と道が開けてくるのね。
人の優しさに触れてありがたい気持ちを感じられるようになる。

有り難いなぁと思う。感謝する。

するとまた周りから恩恵を賜る。

不思議な縁が続くんです。


かつみさゆりも同じ事言ってた。
本当に有り難い経験をしたって。

感謝の気持ちで望んでたら、いいお医者さんに出会って
子宮を取らずにも済んだって。

普段のかつさゆ見てたら、「かつみうっとおしぃ」
とか言ってしまってた私だけど^^:
あの話聞いてたらエエ夫婦なんやないの〜?って(笑) 


しんどい思いをする事なく
人が精進するのはなかなか難しいのかもしれない。

もし大変な事があったとしても
それを真摯に受け止めて
足るを知る精神で物事を考える事ができたら、
きっとそれは後々人生の大きな贈り物になると思う。




                            
(2005年6月mixi日記より)





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